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はじめに
この本を読んで叶えたいことは、最小の時間で最大の成果を出したい。
そのために何を優先してなにを捨てないといけないのかを学びたい。
そもそもエッシェンシャル思考とは何か知りたい。
エッセンシャル思考とは?
この本の筆者は、エッセンシャル思考とは「たくさんのことを成し遂げる」ことを目指すのではなく、「本当に重要なことに集中し、それを効果的にやり遂げること」を目指していると言っています。
つまり、自分の時間とエネルギーを最も大切な仕事に集中させ、その仕事で最大の成果を得ることがエッセンシャル思考の目的だということです。無駄な活動を削ぎ落とし、本質的なものだけにフォーカスすることが重要だという意味です。
何かを取るために何かを捨てることを考える
エッセンシャル思考の人は、適当に全部やろうとは考えない。トレードオフを直視し、何かをとるために何かを捨てる。
エッセンシャル思考の人は、流されない。たくさんの瑣末なものごとのなかから、少数の本質的なことだけを選びとる。
僕自身に置き換えると、タスクがたくさん来て焦って手当たり次第、手をつけるのではなく、何かタスクきたら今持っている自分のタスクをトレードオフすることを実行する必要があることに気づいた。
つまり、たくさんのタスクがあるときに焦って全てに手をつけるのではなく、タスクが新たに来たときには「今やっていることと新しいタスクを比較して、どちらが本質的に重要か」を考え、優先順位を見直すことが大切ということだ。
そうすることで、本当に価値のある仕事に集中し、結果としてより大きな成果を出せるようになる。
自分で優先順位を決めなければ他人の言いなりになってしまう
この本の筆者は、人が重要な場面で正しい決断ができず、自分の能力を最大限に発揮できない理由として、「何でも引き受けるのが良いこと」とされる世の中の風潮を指摘しています。この風潮のために、多くの優秀な人々が「断ること」を避け、結局は自分にとって本当に重要なことを見分けられなくなっているということです。
そして、そういった人々は「成功のパラドックス」に陥ります。これは、成功すると新たな期待や機会が増え、それらをすべて引き受けようとすることで、かえって重要なことに集中できなくなり、本当の意味での成功を妨げる状況です。つまり、断る勇気がなければ、本質的なことに集中できず、結果的に成功から遠ざかるということです。
トレードオフをするにも、まずは断るところから始めることになるので、断る勇気を身につける必要がありそうだ。
選択の自由を手放すなら、他人に従うしかなくなる。
この本の筆者は選択肢を増やすために、日中は法律の勉強、夜には経営の本を読み、時間があれば文章を書くなど、多くのことに挑戦していました。しかし、すべてを同時にこなそうとした結果、どれも中途半端になってしまいました。
選択とは与えられるものではなく、自らつかみ取る行動です。筆者は「もし一つしかできないなら何をするか?」と問いながらも、実際には法律以外の選択肢がないと思い込み、消極的な選択に甘んじていました。
つまり、この本の筆者は選択肢を広げようとしたものの、どれも中途半端に終わり、行動による選択を避けていたのです。重要なのは、自分が本当にやりたいことを見極め、選択肢を自らつかみ取ること。選択の自由を放棄すると、他人の言いなりになるという警告が込められています。
僕自身に置き換えると、やりたいことを時間や環境のせいにして手をつけず、考えることを放棄して目の前のことに追われ、不満を言っている状況だったのだと気づきました。そのため、エッセンシャル思考を身につけ、重要なことを選択して取り組む必要があると改めて実感しました。
まとめ
タスクが多くなったときに焦って全てに手をつけるのではなく、新しいタスクが来たら現在のタスクと比較し、どちらが本質的に重要かを考え、優先順位を見直すことが重要であることに気づいた。これにより、本当に価値のある仕事に集中し、より大きな成果を出せる。また、自分自身も、時間や環境のせいにしてやりたいことに手をつけず、目の前のことに追われ不満を抱えていたことを認識し、エッセンシャル思考を取り入れて重要なことに集中する必要があると改めて感じた。
つまり、多くのタスクに圧倒されるのではなく、新しいタスクが来たときにはそれを既存のタスクと比較して、どれが本当に重要かを見極めることで、重要な仕事に集中し、大きな成果を出せるようになる。
また、時間や環境に流されず、自分にとって本当に大切なことを選び取る意識が重要だということです。
ものすごく簡略化すると、焦らずに冷静にタスクを分析し、どれが本当に重要かを選択していくこと。
これにより、無駄な作業に追われることなく、価値のある仕事に集中しやすくなるということなので、今後ぜひ取り入れていこうと思った。
では、また次の記事でお会いしましょう。