Contents
はじめに
この本を読んで叶えたいことは、最小の時間で最大の成果を出したい。
そのために何を優先してなにを捨てないといけないのかを学びたい。
そもそもエッシェンシャル思考とは何か知りたい。
エッセンシャル思考とは?
著者は、エッセンシャル思考とは「たくさんのことを成し遂げる」ことを目指すのではなく、「本当に重要なことに集中し、それを効果的にやり遂げること」を目指していると言っています。
つまり、自分の時間とエネルギーを最も大切な仕事に集中させ、その仕事で最大の成果を得ることがエッセンシャル思考の目的だということです。無駄な活動を削ぎ落とし、本質的なものだけにフォーカスすることが重要だという意味です。
動作だけでなく、寝る前や朝起きたときに何を考えるかということも習慣化した。
エッセンシャル思考の人は、重要なことをやり遂げるために日々の習慣を大切にする。
例えば、2008年の北京オリンピックで 8個の金メダルを獲得した水泳選手、マイケル・フェルプスは毎朝と毎晩、完璧な試合を頭の中でイメージし、それを長年続けています。試合前もただ習慣通りに行動しており、その結果として勝利を自然に手に入れる。
一方、非エッセンシャル思考の人は、土壇場で全力を出そうとするが、習慣の力には及ばない。
システムエンジニアに当てはめると?
システムエンジニアにこのエッセンシャル思考を当てはめると、成功するエンジニアは日々の習慣を大切にしています。
例えば、フェルプスが試合のイメージトレーニングを繰り返すように、エンジニアも毎日少しずつコードを書いたり、問題解決の手順を練習したり、技術のトレンドを学ぶことで、着実にスキルを向上させます。
一方で、非エッセンシャル思考のエンジニアは、締切が迫ったときに一気に全力を出そうとするかもしれませんが、そういった突発的な努力は持続的な成果には結びつきにくいです。エッセンシャル思考のエンジニアは、日々の継続的な努力や習慣によって、自然と成功を手にするのです。例えば、定期的なコードレビューやテストの実行、技術ドキュメントの作成を習慣化することで、プロジェクトが円滑に進み、最終的な成果が向上します。
まとめ
つまり、システムエンジニアにとっても、エッセンシャル思考を取り入れることで、日々の小さな習慣が成功に繋がるということです。毎日のコツコツとした取り組みが、プロジェクト全体をスムーズに進め、大きな成果を生む力となります。一方、土壇場で一気に力を出すやり方では、継続的な成果は得られにくいのです。
本日はここまでとします。
では、また次の記事でお会いしましょう。