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はじめに
うちの会社はマネジメントにも積極的に関わらせているという会社は結論、逆効果となる。という内容を読んだので「これって、リーダーとチームメンバーでも同じことが起こるのでは?」ということで本日のテーマ「マネジメントにチームメンバーを関わらせるのは危険!?」となります。
マネジメントをする時に、経営者が職務を設計して従業員にこなしてもらうのと、従業員にも意見を聞いてマネジメントをする二つの方法がある。結論どちらがいいの?っていうのを紹介します。
①経営者が職務設計をする
より高いスキルややりがいのある仕事を設計すること。
要は、ゲームに例えると、経営者がギルドで従業員が冒険者とすると、経営者がクエストを発行して、従業員に受けてもらうようなイメージとなる。
これは、経営者だけでなく、マネジメントをするマネージャー、リーダーも同じ立場だ。
充実した職務設計のメリットとデメリットをゲームに例えて説明すると、以下のようになります。
メリット
1. スキルの向上
従業員(冒険者)は、やりがいのあるクエスト(仕事)を通じて、新しいスキルや知識を獲得できます。ゲームで強力な敵を倒すことでレベルアップするように、難しい課題に取り組むことで、スキルが向上し、プロフェッショナルとしての成長が促進されます。
2. 仕事への満足度向上
挑戦的なクエストを達成したときの達成感は、従業員の仕事への満足度を大いに高めます。これは、ゲームで困難なボスを倒したときの喜びと似ています。やりがいのある仕事に取り組むことで、従業員は自分の価値を実感し、仕事に対するモチベーションが上がります。
3. 労働生産性の向上
適切に設計された職務は、従業員のモチベーションを高め、効率的に仕事をこなせるようになります。ゲームで最適な装備や戦略を使うことで戦闘がスムーズに進むように、従業員も自分に合った仕事に取り組むことで、生産性が上がります。
4. 組織全体の成長
従業員が新しいスキルや経験を積むことで、組織全体のスキルレベルも向上します。ギルドに強力な冒険者が増えることで、より難しいクエストにも挑戦できるようになるのと同様、組織もより大きな目標に向かって成長できます。
デメリット
1. 過負荷のリスク
リーダーがあまりに高難易度なクエスト(仕事)を発行すると、従業員(冒険者)が疲弊したり、ストレスを抱えたりすることがあります。これは、ギルドが無理に強いモンスターと戦わせるようなものです。
従業員がスキルアップや達成感を感じる一方で、負担が大きすぎると逆効果になる可能性があります。
2. 不公平感の発生
スキルや適性によって、従業員が挑戦できるクエストに差が出ることがあります。たとえば、特定の従業員ばかりが面白いクエストを受けられる場合、他の従業員が不公平に感じてモチベーションが下がる可能性があります。ギルド内で人気のクエストに偏りが出て、不満が募るイメージです。
3. 過度な依存
従業員が特定の職務設計や挑戦に依存しすぎると、別のスキルや役割を習得する機会が減り、柔軟性が失われるリスクがあります。これは、同じタイプのクエストばかり受ける冒険者が、新しい戦術やスキルを学べなくなるのと似ています。
②従業員をマネジメントに関わせる
要はチームの運営方針をメンバーにも聞いて方針を決めていくということだ。
メリット
•労働生産性、品質が高くなる
メンバーがマネジメントに関わることで、全体のプロセスや目標を理解し、各自の作業が全体にどのように影響するかを把握できます。
その結果、仕事の効率が上がり、品質の高い成果物が期待できます。
チームの一体感も高まり、協力し合うことで、効果的な働き方が実現します。
デメリット
•モチベーションには相関がない
メンバーがマネジメントに関わることが、必ずしも個々の仕事へのモチベーション向上に直結するわけではありません。
マネジメント業務が負担に感じられたり、自分の専門分野とは異なる場合、モチベーションが下がるリスクもあります。
•仕事への不安感や満足度が増す
マネジメントに関わることで、チームメンバーは責任が増え、仕事に対する不安やプレッシャーを感じることがあります。
また、管理業務が本来の専門業務よりも負担となり、仕事への満足度が下がる場合も考えられます。
マネジメントに不慣れなメンバーにとっては、負担が大きく、ストレスが増す可能性もあります。
まとめ
チームメンバーをマネジメントに関わらせるのは、効果的ではない。
「みんなで会社の方向性を決めたいんだ!って自分は独りよがりな経営者になりたくないんだ」というのは、言葉自体は美しい。が、実際は経営者が負うべき責任感やプレッシャーを従業員に分け与えてるにすぎない。
つまり、チームメンバーをマネジメントにかかわらせると、不安感が増し、本来やるべきことが手がつかなくなり、チームが崩壊することになる。
経営者は、社員がモチベーションが上がるように目標を設定してあげたり、仕事を振ったほうがよい。
もし、マネジメントする人が判断を迷ったり、困った場合は配下のメンバーに聞くのではなく、同じ立場のマネジメントする人に意見を聞くのが良い。
では、次の記事でお会いしましょう。