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はじめに
プログラムを改修する時に、タスクの理解不足の状態で作業を進めてしまい闇雲に手をつけてしまい、結果、タスクが終わらなかったということが起きてしまった。
本記事では、タスクの理解不足を減らすためには何をすればいいのかを紹介します。
理解不足の原因と詳細
原因① 何を改修すべきか明確に理解していなかった。
•詳細:
タスクを受け取った際に、改修すべき部分や具体的な変更点が不明確だったため、どこから手をつけるべきかがわからなかった。
•具体例:
プロジェクトの全体像や改修の目的、変更が必要な箇所の背景情報が不足していた。
原因② 必要な変更点が具体的に見えていなかったため、手をつけるのが難しかった。
•詳細:
必要な変更点が曖昧であったため、作業を進める上で具体的な方向性が定まらなかった。
•具体例:
どの部分にどのような修正が必要か、コードのどの箇所を触ればいいかが不明確だったため、作業に取り掛かるのに時間がかかった。
原因に対しての対策方法
対策① タスクの詳細な確認と質問
•実行方法:
タスクを受け取った際に、上司やチームメンバーに詳細を確認する。具体的には、タスクの目的、改修が必要な理由、期待される成果物などを明確にする。
•例: 「この改修はなぜ必要なのか?」「具体的にどの部分に手を入れる必要がありますか?」といった質問をする。
対策② リサーチとドキュメントの参照
•実行方法:
関連するドキュメントや過去のプロジェクト資料を確認し、タスクの背景情報を収集する。
必要な変更点を具体的にリストアップする。
•例:
プロジェクトの設計書や過去の変更履歴を確認し、変更が必要な箇所を特定する。
対策③ タスクの分解とステップ化
•実行方法:
大きなタスクを小さなステップに分解し、それぞれに対して具体的な作業内容を定める。これにより、具体的な行動計画が立てやすくなる。
•例:
まずはコードの特定部分を調査し、その後に具体的な変更点をリストアップし、次にそれを実装するというステップを踏む。
対策④ 仮説と確認
・実行方法:
自分なりに仮説を立てて作業を進め、途中で上司やチームメンバーに確認する。これにより、方向性が正しいかを早期に確認できる。
たとえば、「〇〇の部分を〇〇のように変更しようと考えていますが、問題ありませんか?」と確認を取る。
対策⑤ 定期的なレビューとフィードバック
•実行方法:
定期的に進捗を報告し、フィードバックをもらう。これにより、途中で方向性を修正する機会を得られる。
たとえば、週次の進捗報告会で現在の進捗と問題点を共有し、フィードバックをもらう。
時間がないときは?
時間がないときには、以下の対策を優先的に行うと効果的です。
対策①タスクの詳細な確認と質問
•実行方法:
タスクを受け取った際に、上司やチームメンバーにすぐに詳細を確認する。
これにより、短時間で必要な情報を得て、具体的な作業に取りかかることができます。
たとえば、「この改修は具体的にどの部分を変更する必要がありますか?」といった質問をすぐに行い、必要な情報を得る。
対策②仮説と確認
•実行方法:
自分なりに仮説を立てて短時間で作業を進め、すぐに上司やチームメンバーに確認する。
これにより、方向性が正しいかを早期に確認し、無駄な作業を減らすことができます。
対策③定期的なチェックインと報告
•実行方法: 短い間隔で進捗を報告し、フィードバックをもらう。これにより、方向性を早期に修正する機会を得られます。
•例: 小さな進捗でもすぐに報告し、「ここまで進めましたが、次に進むためのアドバイスをください」とフィードバックを求める。
優先順位の高い対策の組み合わせ
•最初の確認:
タスクを受け取ったら、すぐに上司やチームメンバーに質問し、詳細を確認する。
•仮説と確認:
自分なりに仮説を立てて作業を進め、途中で確認を取る。
•短いフィードバックループ:
小さな進捗でもすぐに報告し、フィードバックをもらう。
▼まとめ
上記の対策を講じることで、タスクの理解不足を解消し、効率的に改修作業を進めることができるようになります。
ただ、実際に頭では分かっていても実践できるかは別問題となるので、まずは一つずつ確実に潰していくしかないです。時間がないと焦ってしまう時ほど、実は手を動かさずに落ち着いて分析して細分化したら無駄なステップを踏んでいることに気づき、最短でゴールに向かうことができるので、作業を払い出されたら、手を動かす前にまずは何をするべきかを考えることが重要だということを覚えておいてほしい。
では、また次の記事でお会いしましょう。