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結論
技術的に正しいことをしているのに評価されない原因は、
能力不足ではありませんでした。
相手が見ている論点と、自分が説明している論点がズレていただけでした。
まずこの順で話す:論点合わせテンプレ(コピペ可)
説明が通らないときは、技術の前に「相手の判断材料」を先に出します。
迷ったら、まずこの順で話してください。
- 何が変わるか(結論)
- 業務・運用への影響
- リスクと抑え方
- (最後に)実装の詳細
この順にするだけで、往復説明が減ります。
さらに「そもそも全部を抱え込みがちで消耗する」タイプの人は、次の記事が土台になります。
→ STEP3:考え直すきっかけになった1冊へ
よくある行き詰まり
エンジニアとして仕事をしていると、
こんな経験はないでしょうか。
- 実装としては正しいはず
- 動作確認もできている
- なのにレビューや説明で引っかかる
指摘されるたびに、こう感じます。
- 「なぜ伝わらないのか分からない」
- 「技術的に説明しているのに納得されない」
このとき、
「もっと説明がうまくならないといけない」と考えがちですが、
問題はそこではありませんでした。
自分がハマっていた説明の仕方
以前の私は、
説明の出発点が常に「技術」でした。
- なぜこの実装にしたのか
- どんな制約があったのか
- 技術的にどう正しいのか
しかし、相手の反応は曖昧です。
「それは分かったけど、なぜ今やるのか」
「本当に問題ないと言い切れるのか」
当時は、
技術の説明が足りないのだと思い込み、
さらに細かい話を重ねていました。
結果、
会話は噛み合わないまま終わります。
読書で気づいた視点
読書を通じて気づいたのは、
人は同じ話題でも、見るレイヤーが違うということでした。
- エンジニアは「実装の正しさ」を見る
- 上司や関係者は「影響・リスク・安心」を見る
この違いを無視して説明すると、
どれだけ正確でも伝わりません。
問題は技術力ではなく、
論点の階層を合わせていなかったことでした。
実務で変えたこと
1つだけ試す:次の会話で使う短文
次のレビュー/説明の場では、最初にこの1文だけ言ってください。
「最初に“影響とリスク”から共有します。実装の細部は最後に回します。」
これで、相手の不安(判断軸)に先に触れられます。
それ以降、説明の順番を変えました。
先に伝えるようにしたこと
- 今回の対応で何が変わるのか
- 業務や運用に影響はあるのか
- リスクはどこにあり、どう抑えるのか
あとで伝えること
- 実装の詳細
- 技術的な判断理由
この順にしただけで、
相手の反応は明らかに変わりました。
「なるほど、そこが分かれば大丈夫」
と言われる場面が増え、
不要な往復説明も減りました。
こうした考え方は、
技術書ではなく、仕事の向き合い方を整理する本から学びました。
その中でも、
自分の仕事の進め方を見直すきっかけになった1冊があります。
仕事と人間関係で消耗していた自分が「考え直す」きっかけになった1冊
まとめ
評価されない原因を、
自分の能力だけに求める必要はありません。
- 相手は何を判断しようとしているのか
- 自分はどの論点から話しているのか
このズレを意識するだけで、
説明の通りやすさは大きく変わります。
技術力は土台です。
評価されるかどうかは、
その上にどう翻訳するかで決まります。
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